新しく土地を購入して素敵なマイホームを建てても、ご近所とうまくいかなければ、大きなストレスを抱えながら生活することになってしまいます。
ご近所トラブルを避けるために何かできることはないの?
そんな疑問をお持ちのあなたに、よくあるトラブルの事例と、トラブル回避のために事前にできることをお伝えします。
よくあるご近所トラブル事例5選
1. 境界線問題
トラブルの中でも、大ごとになりがちなのが「境界線」に関するトラブルです。
まず境界線が曖昧だと必ず何かしらトラブルになります。
よくあるトラブルは以下の通りです。
- 屋根や軒などが隣の土地に出てしまっている
- 木がのびて隣の土地にかぶってしまっている
- 建築の際に隣の敷地まで工事で手をつけてしまった
境界線は、「境界標」というしるしで確認することができます。
境界標は必ずしも設置されているものではありませんので、境界標の有無を確認し、無い場合は設置してもらうことがのぞましいです。
我が家は土地購入の際に、境界標の確認に立ち合いました。
お隣さんにも立ち会っていただきました。
2. 騒音
最も多いトラブルが「騒音」です。
- 子どもの声がうるさい
- 毎日夜中にバイクのふかし音がする
- 楽器の音がきこえる
このような問題は、身近に起こりやすく、体験したことがある人も多いのではないでしょうか?
人によって感じ方が違うので、ある人は気にならないような音でも、別の人にとっては大変迷惑ということもあります。
まわりからの騒音で迷惑するだけでなく、自身が騒音を出す側になる可能性も高いですよね。
小さい子どもがいるので、泣き声や騒ぐ音で迷惑をかけないか心配です…
3. 屋根雪、庭木
自分たちの力で100%防ぐことが難しいことによる問題もあります。
- 隣の家の屋根雪が落ちて積もっている、落雪によってものが壊された
- 隣の家の庭木から大量の落ち葉が敷地に入ってくる
このような問題は、起こりうる環境では防ぐことが難しいです。
仕方ないことだけど、被害を受ける側からしたらかなり迷惑ですよね…
4. 環境が変わったことへの不満
今まで空き地だったところに家が建つので、ご近所さんの住む環境は変わります。
- 家が建って日当たりが悪くなった
- 隣が近くて窓があけられなくなった
など、悪いことをしているわけではありませんが、ご近所さんにストレスを与えてしまう可能性があります。
ある程度は防げると思うので、後から建てるほうがなるべく配慮したいですね。
購入予定の土地で、隣の子どもが遊んでいるのを見て、この子たちは遊び場なくなったって思うよね…とちょっと申し訳ない気持ちになりました(笑)
5. ご近所付き合い
ご近所付き合いのマナーもおろそかにするとトラブルに発展しかねません。
地域によって認識に差があることですが、以下のような問題は多いようです。
- ゴミを決められた日に出さない、いいかげんな分別をする
- 町内会のことに全く協力しない
最近はご近所との付き合いも昔ほど密ではないですが、ある程度のお付き合いは必要ですし、最低限のマナーは守らないと印象が悪いですよね。
顔を合わせたら挨拶をするなど、ちょっとした気遣いでトラブル予防になると思います。
ご近所さんとトラブルがあると住みづらいだろうな…
逆に良い関係を築ければいろいろと助け合えて住みやすい!
他にもさまざまなトラブルが起こりえますが、よくある事例についてまとめました。
このような問題が起こりそうかどうか、できる限りの調査、シュミレーションはしておきたいところです。
トラブル回避のためにできること
では、トラブル回避のために何ができるのか?
わたしが土地購入前に実践したことを5つまとめてみました。
1. 不動産屋さんに確認
土地を所有、仲介している不動産屋さんにまずは詳しく話を聞きましょう。
たとえば…
- 周辺環境はどうか(暮らしやすさ)
- 境界線はしっかりしているか
- 近所にどんな人がいるか
これらのようなことは、不動産屋さんの知っている範囲でしっかり教えてくれます。
また、不動産会社には、不動産の不具合や欠陥(「瑕疵」といいます)を売却時に伝えなくてはいけないという「告知義務」があります。
土地売買の際の主な瑕疵としては
- 地盤沈下
- 近隣にゴミ屋敷があり悪臭がする
- 線路が近いので騒音がある
- 近隣に暴力団関係者が住んでいる
- 過去に事件などがあった事故物件である
などがあります。
最低限のことは、こちらから質問をしなくても教えてもらえるので安心ですね。
隣の家からの屋根雪が積もる、ということも告知義務として教えていただきました!
告知義務以外の部分は、不動産屋さんによって情報差はありそうですよね。
2. 実際に足を運んで確認
候補の土地に足を運ぶなんて当たり前!と思われるかもしれませんが、可能な限り何度も行ってほしいのです。
たとえば、時間帯や天気などの条件が違うと、「夕方の交通量が多い!」「夜が真っ暗で怖い!」「雨の日に道路が冠水してた!」など、問題点が見えてくる可能性があるからです。
遠方で何回も行けない人もいると思いますが、行ける距離であればぜひ何度も見てみてください。
購入までに、50回くらいは行きました(笑)
ご近所の在宅状況や、なんとなくどんな家庭が多いのかもわかってきますよ!
3. 近くに住む知り合いに話を聞く
近くに知り合いがいる場合に限りますが、住んでいる人のリアルな声は重要です。
その地域に住んでいる人はもちろん、実家が近かったり、仕事で関わりがあったりするような人がいれば、積極的に話を聞くことをおすすめします。
わたしの親の友達の実家が近くにあったので、話を聞かせてもらいました!
近所付き合いの話など聞けましたよ!
4. 専門業者に周辺調査を依頼する
「近所にやばい人いませんか?」なんて、なかなかそこに住む人に聞きにくいですよね。
そんなときは、調査の専門家に依頼して隣人を調べる方法があります。
\近隣調査専門の業者がこちら/
決して安くはありませんが、探偵を雇ったりするよりははるかに安いみたいです!
安心を買うという意味でやってみてもいいかもしれませんね。
うちは田舎なので対象外の地域でした…残念…
5. 気遣いの心を持つ
最後は土地購入後の話になりますが、こちらから近隣の住民への気遣いもとても重要です。
たとえば…
- 敷地の使い方(建物の位置など)
- 住宅の窓の位置
- 工事や引っ越しの際は挨拶に行く
先にその地域に住んでいる人も、新しい人が入ってくることに不安を感じているはずです。
近隣の住宅への、プライバシーや日当たりなど環境への配慮はこちらが行うようにしましょう。
また、直接挨拶に行けば、お互い顔をあわせることができ、不安が解消されます。
とくに工事期間は、騒音や車両の出入りなどで迷惑をかけるので、着工前はとくに丁寧に挨拶まわりをしておくと良いでしょう。
挨拶の際にお米を渡したら喜ばれました!第一印象大切!
まとめ
ご近所トラブルは、起こってしまうと完全に解決するということはなかなか難しいです。
新しい土地への不安はできるだけ減らしておきたいので
事前にできることは全部やることをおすすめします!
あなたが新しい土地で、快適な新生活を送れるよう祈っています!